Microsoft 365 Copilot 職種: マーケティング

Copilotに1本の記事から媒体別の投稿文を作らせ記事にない数字を確かめましょう

今井雄大 公開
この記事の要点

公開する記事を貼って、Xの連投とLinkedInの投稿文をCopilotに頼む文面。記事にない数字、LinkedInの字数、落ちた限定語を記事と突き合わせる3か所と、計算で作られた数字が入った実例つき。

要約 公開する記事を貼ると、Copilot が X の連投と1投稿目の案5つと LinkedIn の投稿文を作ります。b-jam の Microsoft 365 Copilot で、合成の記事(約900字)を貼り、一度に頼む文面と先に質問させる文面を1回ずつ試しました。記事にない事柄はどちらも出ませんでしたが、LinkedIn の字数が指定に足りない回と、計算して作った数字が投稿文に入った回がありました。貼る文面と公開前に確かめる3か所を載せます。

記事を貼って X と LinkedIn の投稿文を一度に頼みましょう

記事を公開する日は X と LinkedIn に出す文を媒体ごとに書き分けます。1本の記事から3種類を作るため、書き写すうちに記事にない言い方が混ざりやすい作業です。

試したのは Microsoft 365 Copilot のチャット画面です。画面のモデル表示は「自動」で応答ごとのモデル名は出ません。2026年11月3日に合成の記事を貼って試しました。記事は架空の予約管理サービスのサポートチームが問い合わせへの返信を約半分の時間にした3か月の記録です。

一度に頼む文面は次のとおりです。

プロンプト
目的: 下の記事を公開する日に、XとLinkedInで記事を読んでもらうための投稿文を作りたいです。
文脈: 書き手は中小企業向けサービスのカスタマーサポート担当です。読み手は中小企業の総務やサポートの担当者です。
期待: Xの連投(2〜3投稿・各投稿は全角140字以内・常体)、LinkedInの投稿(敬体・1,000〜2,000字)、Xの1投稿目の案を5つ作ってください。記事のURLは本文に入れず、[記事URL]と書いて最後に分けてください。
出典: 下の記事だけを使ってください。

【ここに記事を貼る】

URL を本文に入れさせないのは、公開日に実際のリンクへ差し替える場所を1か所にするためです。

先に質問させる3段の文面は「Copilotには作業の前に質問させましょう」と同じです。1行目の業務と最後の資料の行だけを替えました。

プロンプト
1本の記事から、XとLinkedInの投稿文を作る作業を手伝ってください。
(手順1〜3は共通の文面)
使う資料: 下に貼った記事
【ここに記事を貼る】

ほかのプロンプトを見る

質問は5問で「OK」と返すまで投稿文は出ませんでした。守る決まりには媒体ごとの字数と文体、URL を分けることを答えています。

投稿文の数字を拾って記事の本文と突き合わせましょう

先に投稿文に出る数字と固有名を全部拾い、記事の本文にあるかを探します。

一度に頼んだ回は記事にない数字や事柄が0でした。先に質問させた回は LinkedIn の投稿に次の一文が入りました。

12時間の短縮で、元の26時間に対する短縮率は約46%です。

記事に「12時間」も「46%」もありません。26時間と14時間から Copilot が計算した数字です。投稿の外にある根拠の欄に「26−14=12」「(26−14)÷26×100=約46.2%」と式が書かれていて、式は合っていました。ただ記事は「約半分」と書いていた所で、投稿文では「約半分」が消えて「約46%」に変わっています。

Copilot はこの食い違いを自分で拾い、最後の確認点の1つ目に「26時間から14時間は、厳密には50%減ではなく約46%減です。記事タイトルとの整合性を含め、この表現で公開するかご確認ください」と挙げました。式を付けさせたから見つかった食い違いです。

投稿文に計算で作った数字を入れさせたくないときは、頼む文に「記事にない数字は計算でも作らない」と1行足します。この1行は今回試していません。

言い過ぎも見ておきます。「すべての問い合わせが速くなった」「満足度が大幅に上がった」「担当者全員が」「AIや自動化で」「半分を超えて減った」「夜間対応を解決した」。記事にない言い方を6つ探しましたが、どちらの回にも当たりはありませんでした。

媒体ごとの字数は数えて確かめましょう

X は全角140字以内の指定でした。X の数え方(全角は2・半角は1・上限280)で数えると、連投3本は一度に頼んだ回が155・188・180、先に質問させた回が181・164・164で、どちらも収まりました。

LinkedIn は1,000〜2,000字の指定です。空白と改行を除いて数えると一度に頼んだ回は955字で、指定に足りませんでした。先に質問させた回は1,048字でした。同じ指定を頼む文に書いていても、足りない回がありました。

文字数は Word などの文字数カウントで数えます。足りなければ、その場で「1,000字以上にしてください」と頼み直します。この頼み直しは試していません。

限定語が落ちていないか5か所で確かめましょう

投稿文を作るときに落ちやすいのは、記事で言い切りを避けている言葉です。記事から次の5か所を選んで投稿文に残っているかを見ました。

  • 「約320件」の「約」
  • 「約半分」の「約」
  • 「一部の問い合わせは今も1日以上かかります」
  • 「回答は月に40件ほどで、多くはありません」
  • 「思ったより多いかもしれません」の推量

Copilot の投稿文では「約320件」は2回とも残りました。「一部」と「1日以上」の限定は先に質問させた回で残り、一度に頼んだ回は「1日以上かかる場合があります」と別の言い方で残りました。「40件ほど」には一度に頼んだ回は「この数字だけで大きな結論を出すつもりはありません」を、先に質問させた回は「回答数が多くないことも含めて」を添えていました。「約半分」は前の節のとおり、先に質問させた回で書き換わっています。

「担当者3名のうち2名」を「担当者全員」にした回もありません。

公開の前に社名とURLを自分で入れ替えましょう

先に質問させた回の最後には Copilot が確認すべき点を3つ挙げました。「約半分」の表現を公開してよいか、社名とサービス名をそのまま出してよいか、[記事URL] の差し替えと字数の最終確認です。

投稿文を貼る前にこの3つを自分の記事に置き換えて見ます。実在の記事で使うときは社名・人名・数字を記事の本文と1つずつ照らしてから出してください。


質問させてから作業させる型は「Copilotには作業の前に質問させましょう」に書きました。

自社の発信の流れに合わせた頼み方を一緒に作りたい場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。

Gemini for Google Workspace をお使いの方は、Geminiで記事1本をXとLinkedInの投稿文に分けて元の記事と突き合わせましょうへ。

この業務の出どころ b-jam では、この業務を日常に Claude で回しています。同じ作業をお使いの Copilot で再現できるか、合成の記事で試しました。

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