要約 公開する記事を貼ると、Gemini が X の連投と1投稿目の案5つと LinkedIn の投稿文を作ります。Gemini for Google Workspace(Business Standard)の思考モードで、合成の記事(約900字)を貼って試しました。一度に頼んだ回は「対応できません」の返事と、再読込で送った内容が消える止まり方があり、本文が出るまで3回送りました。出た投稿文では「約」が落ち、記事にない語が入りました。止まったときの送り直しと公開前に突き合わせる所を載せます。
記事を貼って X と LinkedIn の投稿文を一度に頼みましょう
記事を公開する日は X と LinkedIn に出す文を媒体ごとに書き分けます。1本の記事から3種類を作るので、書き写すうちに記事にない言い方が混ざりやすい作業です。
試したのは Gemini アプリ(gemini.google.com)の思考モードです。b-jam の Business Starter は、思考モードを選ぶと入力欄の下に「11月3日 10:24にリセットされるまで、他のモデルが使用されます」と出たため、この日は送りませんでした。そこで別の Workspace アカウント(Business Standard)の思考モードで試しています。画面のモデル表示は全応答で「思考モード」でした。Business Starter の結果は確かめていません。
2026年11月3日に合成の記事を貼りました。記事は架空の予約管理サービスのサポートチームが問い合わせへの返信を約半分の時間にした3か月の記録です。一度に頼む文面は次のとおりです。
目的: 下の記事を公開する日に、XとLinkedInで記事を読んでもらうための投稿文を作りたいです。
文脈: 書き手は中小企業向けサービスのカスタマーサポート担当です。読み手は中小企業の総務やサポートの担当者です。
期待: Xの連投(2〜3投稿・各投稿は全角140字以内・常体)、LinkedInの投稿(敬体・1,000〜2,000字)、Xの1投稿目の案を5つ作ってください。記事のURLは本文に入れず、[記事URL]と書いて最後に分けてください。
出典: 下の記事だけを使ってください。
【ここに記事を貼る】先に1問ずつ質問させる3段の文面は「Geminiには作業の前に質問させて数字は式で確かめましょう」と同じです。1行目の業務と最後の資料の行だけを替えました。
止まったときに備えて送った文面を手元に控えましょう
一度に頼んだ回は1回で本文が出ませんでした。
1回目は「コードで処理、分析しました」と出たまま約6分待っても本文が出ず、再読込すると会話ごと消えていました。履歴にも残っていません。2回目は新しいチャットで頼むと「そちらに対応できるようにはプログラムされていません。」と返りました。「いや、進めて」と送りましたが約3分待っても本文が出ず、再読込すると送った2回目の発言が消えていました。3回目は新しいチャットで同じ文面を送り、約2分で本文が出ました。
先に質問させた回も質問に答えたあとで約5分止まり、再読込すると答えのターンが消えていました。同じ答えを同じチャットに送り直すと、数秒で次の質問が出ました。
止まっていた間は別のタブで別の作業をしていました。画面が裏に回ったことが影響した可能性はありますが、原因は確かめていません。分かったことは3つです。
- 数分待っても本文が出ないとき、再読込すると送った内容が消えることがある。送る前に文面と答えを手元に控えておく
- 「対応できません」には「いや、進めて」を1回送る。この回は効かず、新しいチャットで最初から頼み直して出た
- 拒否が出るかどうかは文面と資料で変わった。同じ日に別の資料で試した質問させる文面でも、拒否のあとに本文が止まった
投稿文の中の語と数字を記事の本文と突き合わせましょう
出た投稿文から、記事にない語を探します。一度に頼んだ回は1件ありました。1投稿目の案4の「中小企業の現場で本当に効果があった」です。記事に「中小企業」はなく、頼む文の文脈に書いた語が入りました。先に質問させた回は投稿文の中に記事にない数字や語はありませんでした。「約53.8%」は投稿の外の根拠の欄に式つきで出ています。
次に記事で言い切りを避けている語が残っているかを見ます。一度に頼んだ回は LinkedIn では「約320件」が残りましたが、1投稿目の案2と案5は「月320件」と、「約」が落ちました。記事の「回答は月に40件ほどで、多くはありません」も「多くはありません」が落ちて括弧書きの「月に約40件」だけが残りました。
先に質問させた回も LinkedIn は「回答数は月に40件ほどですが、確かな変化と手応えを感じております」でした。「多くはありません」が「確かな変化と手応え」に変わっています。記事は控えめに書いた所を投稿文が前向きに書き換えた形です。
言い切りが強まった語も数えました。一度に頼んだ回に6つ、先に質問させた回に3つあります。
- 一度に頼んだ回: 「徹底的に」が2か所・「最大の要因」・「小さな見直しで対応速度は大きく変わる」・否定文の中の「劇的に」・「深く頭を悩かせて」(誤字)
- 先に質問させた回: 「確かな変化と手応え」・「最も効果を発揮」・「常態化」
記事は「手が回らないことが多かった」でしたが「常態化」は一段強い言い方です。
常体の指定と字数は自分で数えて確かめましょう
X は常体の指定でした。一度に頼んだ回の連投3本は常体で収まりましたが、1投稿目の案5つのうち4つは文末が「まとめました」「公開します」「記録です」の敬体でした。
字数も見ておきます。LinkedIn は1,000〜2,000字の指定です。空白と改行を除いて数えると一度に頼んだ回は2,117字で上限を超え、先に質問させた回は1,431字でした。先に質問させた回は回答に「1,465文字」と自分で書いていましたが、数え直すと34字違いました。X の連投は、先に質問させた回が各投稿に字数を付けて131・125・118字と書きましたが、実際は129・123・116字でした。Gemini が付けた字数は目安にとどめ、文字数カウントで数え直します。
公開前に Gemini が挙げた確認点と URL を見ましょう
先に質問させた回の最後に Gemini は確認点を3つ挙げました。[記事URL] の差し替えと置く場所、社名とサービス名をそのまま出してよいか、1投稿目の案のどれを選ぶかです。
Gem に媒体ごとの型を保存して、毎回貼らずに済ませる案は今回は試していません。
質問させてから作業させる型は「Geminiには作業の前に質問させて数字は式で確かめましょう」に書きました。
自社の発信の流れに合わせた頼み方を一緒に作りたい場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。
Microsoft 365 Copilot をお使いの方は、Copilotに1本の記事から媒体別の投稿文を作らせ記事にない数字を確かめましょうへ。
この業務の出どころ b-jam では、この業務を日常に Claude で回しています。同じ作業をお使いの Gemini で再現できるか、合成の記事で試しました。



