Microsoft 365 Copilot 職種: マーケティング・カスタマーサポート

Copilotで更新情報をお客様向けのお知らせに書き直し日付と対象を原文と照らしましょう

今井雄大 公開
この記事の要点

製品の更新情報を貼って、お客様向けのお知らせへの書き直しをCopilotに頼む文面。日付・対象のプラン・料金を原文と照らす手順と、見出しの断定・出典の行の混入・専門語の残りを出す前に見る実例つき。

要約 更新情報(リリースノート)を貼ると、Copilot がお客様向けのお知らせに書き直します。b-jam の Microsoft 365 Copilot で、合成のリリースノート(5項目)を使い、一度に頼む文面と先に質問させる文面を1回ずつ試しました。日付・対象のプラン・料金は2回とも原文どおりでした。ただし作り手向けの出典の行や注記がお知らせの中に混ざり、見出しが「予定」を言い切っていました。お客様に出す前に消す行と直す所を載せます。

更新情報を貼ってお客様向けのお知らせを頼みましょう

製品の更新情報は開発側の言葉で書かれています。お客様向けに書き直すとき、日付や対象のプランが原文から外れると、問い合わせが増えます。

試したのは Microsoft 365 Copilot のチャット画面です。画面のモデル表示は「自動」でした。2026年11月3日に合成のリリースノートを貼りました。架空の予約管理サービスのv4.2で、5つの項目を入れています。

  • 予約リマインドのSMS送信(プロプランのみ・11月10日から・初期設定は無効・1通3円)
  • 予約カレンダーのモバイル表示の刷新(全プラン・11月17日から段階的に・12月上旬までに全員へ届く予定)
  • APIのレート制限の引き上げ(60から120リクエスト)とWebhookの再送回数(3から5回)。11月10日から
  • 2要素認証の必須化(2027年春の予定・日付は未定)
  • 旧管理画面の提供終了(12月15日)

一度に頼む文面は次のとおりです。

プロンプト
目的: 下のリリースノートを、お客様向けのお知らせ1枚に書き直したいです。
文脈: 私は予約管理サービスのカスタマーサポート担当です。読み手は美容室や整体院のオーナーで、ITに詳しくありません。お知らせは11月10日に出します。
期待: 何が変わるか、もう使えるのか・これからなのか、お店の仕事がどう変わるかが、1回読んで分かるお知らせにしてください。日付、対象のプラン、料金はリリースノートのとおりに書いてください。
出典: 下のリリースノートだけを使ってください。

【ここにリリースノートを貼る】

ほかのプロンプトを見る

先に質問させる3段の文面は「Copilotには作業の前に質問させましょう」と同じです。1行目の業務と最後の資料の行だけを替えました。質問への答えでは守る決まりとして、日付・対象のプラン・料金はリリースノートのとおりに書くこと、決まっていないことは予定と書くこと、専門用語は使わないか使うなら一言で説明することを伝えました。

日付と対象のプランと料金は原文と1つずつ照らしましょう

原文から残すべき事実を12項目に分けて数えました。対象のプラン(プロプランのみ・全プラン・管理者アカウント)、日付(11月10日・11月17日から・12月上旬までに・12月15日・2027年春)、設定が要ること(「通知設定」で有効にする・初期は無効)、料金(1通3円・月末締め)、数字の変更(60から120・3から5回)です。

2回とも12項目すべてが原文どおりで、抜けも誤りも0でした。5項目の分け方も合っていました。「もう使える」のはSMSとAPI、「これから」はカレンダー、「予定」は2要素認証、「終了」は旧管理画面です。

原文にない機能・日付・金額・対象・手順は、2回とも0でした。言い換えの範囲で原文にない目的の一言が入っています。「より安全にご利用いただくため」(一度に頼んだ回)と「セキュリティ強化のため」(先に質問させた回)です。事実ではありませんが原文を読み直して許せるかを決めます。

「予定」は見出しまで見て断定になっていないか確かめましょう

2要素認証の必須化は原文が「2027年春に必須にする予定・日付は未定」でした。本文は2回とも「予定です」と書き、日付は「まだ決まっていません」「未定です」と書いて、日付も作りませんでした。

見出しは違いました。一度に頼んだ回は節「今後の予定」の下の見出しが「管理者アカウントで2要素認証が必須になります」でした。先に質問させた回は「4.管理者の2要素認証を必須にします」です。見出しだけ読むお客様には決定した話に見えます。見出しの文末を「予定です」に直します。

お客様に出す前に出典の行と作り手向けの文を消しましょう

先に質問させた回のお知らせには、各項目の下に「出典:N1」で始まる行が付いていました。N1〜N5はリリースノートの内部の項目番号です。お客様には意味が通りません。出典の行を除くと本文は719字で、付いたままだと886字でした。

「レスポンシブ対応」を分かりやすく言い換えたと断る一文のような、作り手向けの注記も混ざっていました。お知らせの後ろには「数字・日付についての確認」「公開前に確認していただきたい3点」「書き直しのポイント」がありました。

一度に頼んだ回もお知らせの本文のあとに「書き直しのポイント」が付いています。コピーして貼る前にお知らせの本文だけを切り出します。切り出し方を頼む文に書くなら、「お知らせの本文だけを出し、出典や注記は別に分けて」と1行足します。この1行は今回試していません。

専門語は語の一覧を作って数えましょう

読み手は専門用語になじみのない店のオーナーという前提でした。専門語の10語(SMS・テナント・従量課金・レスポンシブ・ロールアウト・API・レート制限・リクエスト・Webhook・2要素認証)を、説明なしで残した数で数えました。

  • 一度に頼んだ回: 7語が説明なし(SMS・従量課金・API・レート制限・リクエスト・Webhook・2要素認証)
  • 先に質問させた回: 4語が説明なし(SMS・テナント・リクエスト・Webhook)

先に質問させた回は守る決まりに専門語の扱いを書いた回です。書かなかった回との差が頼み方によるかは、1回ずつの試行では言い切れません。ただ専門語の扱いを決まりとして頼む文に書く価値はあります。

先に質問させた回に残った「テナント」は、お知らせの中で「12月上旬までに全テナントへ届く予定」と使われていました。お客様には「お店」と書きます。語の一覧は自社の製品で出てくる専門語に差し替えて作ります。

最後に先に質問させた回の確認点は3つでした。SMSの料金とプロプラン限定に誤りがないか、「12月上旬」「2027年春」を予定の扱いにしてよいか、12月15日の旧管理画面の終了に向けて別途案内すべきことがないか、です。


質問させてから作業させる型は「Copilotには作業の前に質問させましょう」に書きました。

自社の更新のお知らせに合わせた頼み方を一緒に作りたい場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。

Gemini for Google Workspace をお使いの方は、Geminiで更新情報をお客様向けのお知らせに書き直し元にない事柄を探しましょうへ。

この業務の出どころ b-jam では、この業務を日常に Claude で回しています。同じ作業をお使いの Copilot で再現できるか、合成の更新情報で試しました。

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